日本から近くて美味しいグルメが楽しめる台湾は、海外旅行先として大人気です。
しかし、海外旅行となるとやっぱり気になるのが費用でしょう。
特に航空券やホテル代は、時期によって大きく変動します。
今回は、海外経験が豊富な「海外eSIMナビ」運営チームの経験をもとに、台湾旅行がいつ安くなるのか、そして旅行費用を抑えるコツを徹底解説します。
台湾旅行はいつが安いのか?

台湾旅行が安くなる時期は、主に「4月~6月」と「11月~12月中旬(年末年始を除く)」です。
これらの時期は、気候的な要因や大型連休を避けることで航空券やツアー料金が比較的安くなる傾向にあります。
具体的には、4月~6月は台湾が雨季にあたり、旅行者数がやや減少するため、航空券やホテルの価格が下がりやすいです。
旅行費用を抑えたい方にとってはメリットですが、雨の日の観光プランも考慮しておくと良いでしょう。
また、11月~12月中旬は、年末年始の旅行シーズン直前で、旅行を控える人が多いため、比較的費用を抑えて旅行できるチャンスがあります。
気候も考慮すると総合的に考えると、過ごしやすい秋の10月がベストシーズンと言えるでしょう。
一方で、年末年始や旧正月(1~2月頃)、日本の大型連休(ゴールデンウィーク、シルバーウィークなど)は、航空券やホテル代が高騰する傾向にありますので、予算を重視する方はこれらの時期を避けるのが賢明です。
台湾旅行にかかる費用の目安

台湾旅行にかかる費用は、航空券、ホテル代、食費、交通費、観光費用、お土産代などが主なものです。
これらの総額は旅行日数やシーズン、ホテルのグレードによって変動します。
それぞれの目安は以下のとおりです。
- 航空券代:3万円~10万円程度
- ホテル代:安価ホテルなら6,000円~
- 食費:1日2,000~3,000円程度が最低限必要
- 交通費:1日1,000円程度+日本国内交通費
これらを総合すると、たとえば2泊3日の台湾旅行の場合、1人あたり約9万円から10万円、3泊4日であれば約11万円から12万円が費用の目安となります。
航空券代
LCC(格安航空会社)を利用する場合、往復で約3万円から7万円程度、大手航空会社であれば約5万円から10万円程度が目安となります。
オフシーズンやLCCのセールを狙えば、さらに安く購入できることもあります。
ただ、LCCの場合は手荷物制限や機内サービスが限定されることがあるため、ご自身の旅行スタイルに合わせて選択することが大切です。
ホテル代
次にホテル代ですが、1泊あたり格安ホテルやホステルなら6,000円~8,000円、中級ホテルで10,000円~15,000円、高級ホテルなら20,000円以上が相場です。
立地や設備によって価格は大きく変わるので、予算と目的に合わせて選びましょう。
食費
食費は1日あたり2,000円~3,000円程度は最低限として見積もっておくと良いでしょう。
ただし、鼎泰豊のような有名店で食事をすると、1人1食で3,000円くらいかかってしまいます。
一方で、夜市やローカル食堂を利用すれば、もっと費用を抑えることが可能です。
現地での交通費
交通費はMRT(地下鉄)やバスが発達しており、台湾の中では1日1,000円程度で十分に移動できます。
これに日本国内での空港までの費用が加算されます。
台湾旅行を安く抑えるなら

台湾旅行の費用を安く抑えるためには、いくつかのコツがあります。
最も効果的なのは、旅行時期を選ぶことです。
前述の通り、4月~6月や11月~12月中旬といったオフシーズンを狙うと、航空券やホテル代が格段に安くなります。
また、航空券はLCC(格安航空会社)を利用し、セール情報をこまめにチェックするのも重要です。
出発の2~6ヶ月前など、早めに予約することで割引が適用されることもあります。
Skyscannerなどの航空券比較サイトを活用して、複数の航空会社の料金を比較検討しましょう。
早めの予約は選択肢も多く、より安いプランを見つけやすいというメリットがあります。
また、VPNを利用することで航空券代やホテル代が安くなるケースもあるので、一考の価値はあるでしょう。
もっと詳しく:VPNで航空券を安くする方法【購入手順を解説】
食事は、観光客向けのレストランだけでなく、地元の人々が利用するローカル食堂や夜市を上手に使うと、食費を大幅に節約できます。
さらに、中正紀念堂、龍山寺、迪化街など、無料で楽しめる観光スポットも多いので、これらを旅程に組み込むのも良いでしょう。
台湾でネットを利用する方法【安くできるのはeSIM】
台湾旅行中にネットを使う方法として、「eSIM」「SIMカード」「レンタルWi-Fi」「データローミング」などがあります。
この中で、費用を抑えつつ利便性を求めるならeSIMがおすすめです。
方法 | eSIM | SIMカード | レンタルWi-Fi | データローミング |
---|---|---|---|---|
料金 | 安い | やや安い | 高い | 高い |
受取方法 | ネットで完結 | 郵送または店舗 | 郵送または店舗 | 不要 |
接続設定 | スマホの設定のみ | SIMカードを端末に差し込む必要あり | Wi-Fi端末への接続が必要 | ボタン操作1つで完了 |
複数人の同時利用 | 基本的に1人で利用 | 基本的に1人で利用 | 可能 | 複数人で共有基本的に1人で利用 |
紛失・破損リスク | ない | SIMカードの破損リスクがある | Wi-Fi端末の紛失リスクがある | ない |
対応デバイス | SIMを設定したスマホのみ(テザリングは可能) | SIMを設定したスマホのみ(テザリングは可能) | スマホ、PC、タブレットなどWi-Fi機器全般 | スマホのみ(テザリングは可能) |
手軽に使うなら 「eSIM」
eSIMは、物理的なSIMカードの抜き差しが不要で、オンラインで手続きが完結する非常に手軽な方法です。
スマートフォンとインターネット環境があれば、数分で簡単に購入・設定ができます。
特に、旅行前にSIMカードを受け取る手間を省きたい方や、紛失・破損のリスクを避けたい方におすすめです。
対応機種であれば、SIMカードを入れ替える手間もなく、日本国内で使っているSIMカードと併用することも可能です。
上記の点も含めて、海外旅行でeSIMを利用するメリットを以下にまとめました。
- 料金が他の通信手段に比べて割安
- ネットだけで申請・開通の手続きができる
- デバイスやSIMを別途受け取る必要がない
- 持ち運ぶ荷物が増えない
- 紛失するリスクがない
- SIMの切替が簡単にできる
- 複数の国をまたいで使うときに便利
もっと詳しく:海外旅行でeSIMを使う7つのメリット【おすすめのeSIMサービスは?】
なお、台湾でおすすめのeSIMは、以下の記事に詳細をまとめています。

旧来機種を持っているなら「SIMカード」
eSIMに対応していない旧来のスマートフォンを持っている場合は、渡航先の国で利用できるプリペイド式のSIMカードを購入する方法があります。
SIMカードをスマートフォンに挿入することで、現地でのインターネット接続が可能になります。
事前にオンラインで購入して郵送で受け取るか、現地の空港や店舗で購入できます。
大手通販でも以下のように購入可能です。

ただし、SIMカードの抜き差しや設定が必要になる点、紛失のリスクがある点には注意が必要です。
複数人で共有するなら「レンタルWi-Fi」
複数人で旅行する場合や、スマートフォン以外にもタブレットやパソコンなど複数の端末でインターネットを利用したい場合には、レンタルWi-Fiが便利です。
1台のWi-Fiルーターをレンタルし、複数のデバイスで同時にインターネットに接続できます。
無制限プランを選べば、データ容量を気にせずに利用できるのもメリットです。
よく利用されているレンタルWi-Fiだと、グローバルWiFiなどが有名です。

ただし、常にWi-Fiルーターを持ち運ぶ必要があり、ルーターから離れるとインターネットが利用できなくなる点には注意しましょう。
また、大人数で利用する場合は、接続台数や通信速度も考慮して選びましょう。
定額プランを契約しているなら「データローミング」
日本国内で契約しているスマートフォンの料金プランによっては、海外でもそのままデータ通信が利用できる「データローミング」という機能があります。
設定も簡単で、追加の手続きなしに利用できる場合が多いです。
ただし、利用料金が高額になる可能性があるため、事前にご自身の契約プランが海外ローミングに対応しているか、料金体系がどうなっているかを確認することが非常に重要です。
頻繁に海外に渡航するなら、ahamoのように月額2,970円で、海外でも追加料金なしでデータローミングできるプランを契約してもよいでしょう。
もっと詳しく:ahamoを海外で使ってみた
まとめ

台湾旅行を安く楽しむためには、旅行時期の選択、LCCや早めの航空券予約、そして現地での費用の工夫が重要です。
ご紹介したように、一般的に4月~6月や11月~12月中旬が比較的安く行ける時期とされています。
費用の目安としては、2泊3日で9万円程度から考えられますが、LCCの活用やeSIMの利用、ローカルグルメの満喫、無料観光スポット巡りなどを組み合わせることで、さらに予算を抑えることが可能です。
この記事で紹介した情報を参考に、ご自身のスタイルに合ったお得な台湾旅行を計画してみてください。
最新の航空券価格やツアー情報は、比較サイトなどでチェックすることをおすすめします。